宿泊予約の
吉川市高久の民家で28日、男女3人が刺され1人が死亡、2人が重傷を負った事件。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された清水精二容疑者(65)をよく知る人たちは「気さくだけど、酒を飲むと人が変わったように暴れる」と話す。また、血縁関係のない人たちと同居するなど「奇妙な生活」も続けていた。近隣住民らによると、清水容疑者は6人きょうだいの次男として生まれ、同地で生活。10年ほど前まで母親と長男一家と同居していたが、長男一家とトラブルになり、母親と長男一家が転居。その後は1人で暮らしていた。数年前から長男たちが住んでいた母屋を賃貸し、5年ほど前には居酒屋で知り合ったとリサイクルトナー松本喜美代さん(67)と同居するようになった。松本さんとの仲をよく知る男性(71)は「とても仲が良さそうだった。『掃除などをしてくれて、とても助かる』と感謝していた」と振り返る。近くの主婦(64)も「2人並んで歩いているのを見た。楽しそうな表情だった」と話した。申請後に県庁で会見した三船社長は経営破綻(はたん)の要因として、路線バスを運行する地域で過疎化が進み、利用者の減少に歯止めがかからないことを挙げた。さらに岩手?宮城内陸地震の風評被害による観光客の減少や燃料費の高騰、破産した八幡平観光の債務約5億円を継承したことなどにも言及し、「自助努力してきたが、やむを得ない決断だった」と述べた。今後は、バス事業の再生を全国で手がける経営共創基盤(東京都、冨山和彦社長)の支援で再建を目指す。申立代理人の小林信明弁護士は「基本的に路線バスの路線廃止は考えていない」と明言したが、経営共創基盤の松本順取締役は「高速バスの赤字路線と観光船に関しては減便?撤退を検討する可能性がある」と話した。
県地域企画室によると、県北自動車は県から08年度に計26路線8005万円の補助金を交付されているほか、国や市町村からも受けている。三船社長や東京商工リサーチ盛岡支店によると、県北自動車は1943年設立。224系統ある一般路線バスのほか、貸し切りや高速などのバス事業、観光船事業などを展開している。ピーク時の93年3月期の売上高は約50億7300万円だったが、09年3月期は約25億円と半減し、約3億8000万円の最終損失を計上していた。宮古市役所には県北自動車から午後3時ごろ、民事再生法適用申請の連絡が入った。不況で新築住宅の着工が落ち込む中、乳がん中古住宅の販売が好調だ。「すぐに買い手が見つかる」「新築、賃貸は前年比減だが、中古だけは2割増」と不動産業者。同じ地域で築20年の土地付き住宅と、土地を買って新築した住宅の購入金額を比べると倍の開きがあったという人もおり、お得感が購入を後押ししているようだ。ただ、中古住宅の販売価格も下がっており、「売り上げ増にはなっていない」とこぼす業者もいる。子ども3人を含む家族5人でゆったり暮らそうと、長野市内の会社員男性(38)とパート従業員女性(36)の夫婦は1月、市内で土地付きの中古住宅を約1500万円で購入した。新築も検討したが、土地代と合わせると総額は3000万円ほど。「無理なくローン返済ができるように」と中古に決めた。企画課の熊谷立行課長は「バスもホテルも通常通り営業するということだった」と話し、静観する考えを示した。
市財政課によると、市は関連会社の浄土ケ浜パークホテルに市有地1万1500平方メートルを、浄土ケ浜ターミナルビルにも3000平方メートルを有料で貸している。支援策として賃貸料の支払い猶予も検討されそうだ。浄土ケ浜パークホテルでは、幹部が従業員に営業継続の方針を説明し、通常通り接客に努めるよう指示した。宿泊予約のキャンセルなどはないという。宮古観光協会の沢田克司会長は「陸中海岸の観光イメージが損なわれるのが心配だ。そうでなくサッカーユニフォーム昨年の2度の地震による風評被害で観光客が大きく落ち込んでいる」と話す。普段は「気さくな人」だったらしい。近くに住む男性は「(清水容疑者が)釣った魚を煮付けにして、食べさせてくれた。通りで擦れ違ってもあいさつしてくれる。そんなに悪い人ではない」。一方で酒を飲むと人が変わるようで、近くの居酒屋はほとんど「出入り禁止」状態。居酒屋の店員も「酔うと、ほかの客にすぐ絡む。時には手を上げることもあり、警察を呼んだこともある」と苦い表松本 賃貸浮かべる。4、5日前に清水容疑者に会った農業男性は「お互い体には気を付けようと話したばかり。酒に酔って暴れることはあったが、まさかこんな事件を起こすとは」。吉川署によると、事件前日の午前7時40分ごろ、「(清水容疑者が)震えて暴れている」と消防から通報があった。県住宅課によると、県内の新設住宅着工戸数は今年4月まで連続6カ月、各月とも前年同月を下回り、4月は前年同月比33?9%減の894戸。これに対し、長野市内の不動産業者によると、昨年10月以降、中古住宅の売上高は前年パソコン修理に比べて2割ほどの増に。担当者は「中古住宅の価格が1年前から1~3割下がったことが買われる要因として大きい」とみる。警察官が駆け付けると、おとなしくなったようで、市内の病院に搬送したが、異常が見当たらなかったことから、その日は自宅に戻ったという。盛岡市へ来る際、国道106号の急行バスを利用する宮古市佐原、無職、斉藤治さんは「路線はなくならないと聞いて安心した。大切な交通手段なので、頑張ってもらいたい」と話した。二戸市内の実家へ帰省で利用する盛岡市上田、会社員、菊池明美さん(27)は「経営がうまくいかずに路線廃止にならないか不安です」と話した。インプラント 相模原署などによると、清水容疑者は納屋で松本さんら男女計4人と同居。母屋を建設会社の寮として、数人に賃貸していた。同居していた人たちとは、いずれも血縁関係がなかった。近所の人たちも「なぜ一緒に住んでいたのか。理由がよく分からない」と首をひねる。母屋の家賃は決まっていなかったといい「支払った額が家賃。たまには家賃がない月もあったみたい」(近隣住民)という。清水容疑者は定職に就かず、職を転々。生活に苦しんでいたようで、近くに住む主婦(66)は「金がないとよく言っていた」と話す。事件前に会った農業男性(75)には「家賃を支払ってもらえず、金がない」と漏らしたという。「私の前で金がないと口に出すことは少なかったが、苦しい生活をしていたと思う。植木の仕事をしてもらったことがあるが、高い金を取るので、やめてしまった。きちんと仕事をすれば、それなりの生活はできたろうに」と残念がった。 
宿泊予約のキャンセルなどはないという